概要
| プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 難易度 |
| 1~4 | 100~300 | 14歳~ | ★★★★★ |
お菓子の国、スイーツランドの国王が病で倒れてしまいました。
この国の次期継承者を決めるため、王は大規模な試験を開催しました。
プレイヤーはスイーツランドの次期国王となるために、与えられた土地を市民たちと協力して、最も豊かに繁栄させましょう!
超大作の今作です。前回に引き続き、今回はルール編です!
ゲームの流れ
このゲームは、各プレイヤーが各々の地図ボード上で自分の街を発展させ、繁栄トラックも適切に進めていくことを目指します。
5ラウンドが経過すると、ゲームは終了となり、最終得点計算となります。
最も勝利点を得たプレイヤーがゲームに勝利し、スイーツランドの次期国王となります。
ゲームのセットアップについては、セットアップ編をご覧ください。
ラウンドの流れ
各ラウンドでは
①開始フェイズ
②収入フェイズ
③アクションフェイズ
④クリーンナップフェイズ
の4つのフェイズをこの順番で行うことになります。
①開始フェイズ
ラウンドマーカーをラウンドトラックに沿って右へ1マス分ずらします。
それだけです。
1ラウンド目にはこのフェイズは飛ばしてください。


2ラウンド目と3ラウンド目には、ラウンドマーカーが到達した箇所のアクション追加タイルとそれぞれ2枚ずつ表にします。
②収入フェイズ
各プレイヤーが以下の順で収入を受け取ります。
1.ラウンド支援タイル

ラウンド支援ボードの自分のラウンド支援コマがあるスペースの、上側にある収入時アイコン(🕔)のタイルに描かれている資源やボーナスを得てください。
受け取る順番は上下で任意の順で受け取ります。

∞:永続効果。対象のプレイヤーはこのラウンド中以下の能力を得ます。
①カードプレイ時、コスト3金軽減
②オートメーション化時、コスト1ダイヤ軽減
③地図ボード上に建物コマを置く時、コスト1鉄ずつ軽減
🕔:収入時アイコン(このフェイズで得られます)
④市民カードを1枚ドロー
⑤1ダイヤ獲得
⑥1道獲得し、即時に地図ボード上に配置
⑦6金獲得
⑧任意の種類のタイル1枚獲得し、即時に地図ボード上に配置
⑨任意の色の繁栄トラックを1マス進める
⑩任意の基礎資源3個獲得
⑪工業トラックを1マス進める
⑫お金の収入値を2上げる
⑬木材の収入値を1上げる
⑭鉄の収入値を1上げる
⑮麦の収入値を1上げる
2.キャラクター
個人ボードのキャラクター情報欄に🕔の収入時能力があれば、受け取ります。
キャラクターによって一部ある場合があります。
ほとんどのキャラクターにはついていません。
3.収入トラック

個人ボードのお金と基礎資源の収入トラックを確認し、対応する資源を受け取ります。
この場合は、お金13、麦1を受け取ります。
先ほどのラウンド支援タイルによって収入値が増える場合がありますので、必ずラウンド支援タイルを先に処理してください。
4.市民デッキ
市民デッキから5枚引いて手札にくわえます。
追加ドローエリアをアクティブ化しているプレイヤーは、これに加えて1エリアごとに1枚ずつ追加でカードを引きます。
※1ラウンド目の収入フェイズのみ、5枚ではなく6枚引いて手札に加えてください。
③アクションフェイズ
スタートプレイヤーから時計回りの順で手番を行います。
手番では、
①アクションスペースの使用
②カードプレイ
③スキルタイルのフリップ能力の使用
④パス
のいずれか1つを必ず1回ずつ行います。
このメインアクションの前後で望むだけフリーアクションができます。
④のパスを実行した場合は、パス時の処理を行って、以降はこのラウンドは手番を行うことができなくなります。
全プレイヤーがパスを選択したら、アクションフェイズが終了します。
重要!
ゲーム中に手札を引くことになったら市民デッキの上から引いて手札に加えます。
手札は他のプレイヤーに見えないようにしておいてください。
手札から捨てたカードは、共通の捨て札置き場に表向きで重ねます。
アクションフェイズでは、手札を捨ててアクションを行うことがよくありますが、1~4ラウンドの最中では、一時的にでも手札の枚数が0枚になるような行動は行ってはいけません。
第5ラウンドでは、手札をすべて使い切ることができます。
さらに、次のラウンドへ持ち越せる手札も1枚のみです。
ラウンドのアクションフェイズ中にちょうど1枚だけ残せるように調整しながらゲームを進めていきましょう。
①アクションスペースの使用
メインボードには、複数のアクションスペースがあります。
これらのアクションスペースに、アクションディスクを置いてアクションを実行します。


前提として、アクションスペースにアクションディスクを置く際は、規定枚数の手札のカードを捨て札にする必要があります。

例えば、こちらのアクションスペースを使用するとします。
下段の赤いマル部分に、左詰めでアクションディスクを置くのですが、このとき手札を規定枚数コストとして捨て札にしなければなりません。
コストは以下の通りです。
| 左から1番目 | 左から2番目 | 左から3番目 |
| 任意の手札1枚 | 任意の手札2枚 | 任意の手札3枚 |
アクションスペースを使用する時は、この手札コストを払うことができなければ使用はできません。
手札コストを払うことができてやっと、アクションディスクをサプライから置くことができます。
アクションスペースと効果処理の詳細は、説明すべきことが多いため、次の記事にて紹介します。
②カードプレイ
アクションスペースの使用の他に、手札のカードの効果を使用することもできます。
コストを払ってプレイし、効果の解決後は捨て札にはせず、手元に置いておきます。
カードの見方はこんな感じです。

即時効果が上下二段に分かれている場合は、どちらの効果を先に処理してもかまいません。
ただし、下段の効果は後述する“スイーツタグ”の条件を満たしていれば使用できます。
このスイーツタグは、カードのプレイコストを払った直後から、そのカードについているものも参照できるようになります。
カードのプレイコストは常にお金ですが、この金額は、パス時支援タイルやスイーツタグによって軽減される場合があります。
プレイ済みのカードは、捨て札にせず手元に置いておきます。
これは、自分の獲得しているスイーツタグを参照するためです。
カードをプレイすると、そのカードについているスイーツタグを自動的に獲得します。
後述の、オートメーション化しているカードについているタグも参照可能です。
カードプレイ時、自分の持っているブラウニータグ1つにつき1金ずつ軽減されるカードもあります。
このブラウニー軽減は、今プレイしようとしているカードについているものは含みません。
カードプレイ時の効果をすべて解決した直後、そのカードをオートメーション化することができます。
オートメーション化できるタイミングは、そのカードをプレイした直後のみです。
コストは1ダイヤです。
オートメーション化とは、個人ボード下部の、カードの色と同じ色の枠に差し込むことを指します。
この枠には上限枚数があり、ゲーム開始時は各色1枚ずつまでです。
枠を増やしたい場合は、対応する色の縦列にある建物を建築して個人ボードから取り除く必要があります。
各色2個目を建築すると+1枚、4個目を建築すると+もう1枚で、最大合計9枚まで差し込めます。
一度差し込んだカードは、外すことも動かすこともできません。
白色枠のカードや、ピンク枠のカード(パス時市民カード)は通常通りカードプレイで効果を発動できますが、効果処理後にオートメーション化はできません。

オートメーション化したカードは、産業ボーナスを獲得するたびに、その列にささっているカードのオートメーション能力も上から順にすべて得ます。

このアイコンは、コーヒーショップを建設した時の建築ボーナス以外にも、さまざまな場所にありますので、オートメーションを効率よく起動できれば、より発展しやすくなります。
③スキルタイルのフリップ能力の使用
スキルタイルには、獲得した時の1回きりの即時能力と、パス時能力、永続能力の他にフリップ能力があります。

これらを獲得している場合、持っている中で任意の一枚を裏返すことで、描かれているボーナスを得て、手番終了となります。
1手番消費することになりますが、発展の手助けになること間違いなしです。
このフリップ能力は、それぞれラウンド中に1回ずつまで使用でき、ラウンド終了時のクリーンナップフェイズに表にして回復します。
つまり、毎ラウンド1回ずつ使用できるため、取るなら早めに取りたいですね。
④パス
①~③のアクションをどれも行えない、もしくは行いたくない場合はパスをします。
パスしたら、以下の順でパス時処理を行って、以降このラウンドではアクションフェイズから抜けます。
1.個人ボード
個人ボードのキャラクターにパス時能力があればまずそれを処理します。
フリーアクションのアイス時計塔を建設することによってこれが解放されるキャラクターもいます。
2.都市点

こんな感じで、自分の個人ボードに3種類以上の建物コマが連続して隣接している場合、そのひとかたまりを“都市”とみなします。

これらのコマを建物コマと呼びます。
1つの大きな都市を複数に分割して数えることはできません。

この場合は、3種類以上の建物コマが8個隣接していますが、2都市ではなく、でっかい1都市となってしまいます。

都市の数に応じた都市点を得て、得点トラックの都市点マーカーを進めます。
3.工業点
自分の工業トラックで、馬車コマと機関車コマが通過している工業点アイコンの数値の合計分を工業点を得ます。

この場合は、馬車コマが1+1+2の4工業点、機関車コマは1+1の2工業点の合計6工業点を得ます。
得点トラックの工業点マーカーを進めます。
4.ラウンド支援タイル
今回のラウンドで、パス時支援タイルのある列に自分のラウンド支援コマがあれば、そのタイルから勝利点を得ます。

パス時に勝利点が得られるタイルたちです。
①自分の地図ボード上で最も多い1種類の地形タイル1枚につき1勝利点
②自分の地図ボード上の都市1つにつき3勝利点
③接続している港1つにつき3勝利点
④基礎資源の収入値の中で最も低い値に等しい勝利点を得る
⑤自分のプレイ済みのカード(オートメーション化しているものも含む)1枚につき1勝利点
5.スキルタイル
獲得済みの黒板の、パス時能力があるものから勝利点を得ます。

6.市民カード
プレイ済みのパス時市民カードそれぞれから勝利点を得ます。
これらをすべて計算した後、ラウンド支援ボードのラウンド支援コマを、その段階で開いている別のスペースに移動させてください。
これによって、次のラウンドに得られる支援が変わります。
最後に、このラウンド最初にパスしたプレイヤーはスタートプレイヤーマーカーを受け取ります。
④クリーンナップフェイズ
③のアクションフェイズで全プレイヤーがパスしたら、クリーンナップフェイズの処理をしてください。
・メインボードのアクションディスクをすべてサプライに戻します。
・手元にアクションディスクが残っているプレイヤーはそれもサプライに戻します。
・手札は1枚しか次のラウンドへ持ち越せないので、2枚以上残しているプレイヤーは1枚になるまで捨て札にしてください。
・裏向きのフリップタイルを表向きにします。
・ラウンド毎に1回使えるキャラクター能力を使っていた場合は、その目印のキューブをサプライに戻します。
その後、次のラウンドへ進みます。
※5ラウンド目はクリーンナップフェイズは行わずに、最終得点計算へ進みます。
最終得点計算
5ラウンド目が終了したら最終得点計算を行います。
①ゲーム中に獲得した勝利点
パス時などで獲得している勝利点は、得点トラックで都度記録しているはずですので、これを素点として、ここから足し算していきます。
②繁栄トラック
それぞれの繁栄トラックから勝利点を得ます。

この場合だと、上から順に
・1タイルごとに1点
・ウサギ1コマごとに7点
・道2本につき1点
・建物コマ1個につき1点
・オートメーション化したカード1枚につき2点
・工業点の得点化はできなかった
③都市点
ゲーム中に獲得した都市点は1都市点につき2勝利点として計算します。
④建物コマからの勝利点
チーズテント、シュークリームハウス、ブラウニービルをそれぞれ5個目を建てていたら、それぞれから勝利点を得られます。

⑤あまった資源
あまった資源は、1ダイヤ1勝利点、5金につき1勝利点になります。
基礎資源は、勝利点に換算されませんので、ゲームの最後の手番にあまった基礎資源は、フリーアクションで1基礎資源→1金に変換しておきましょう。
⑥港

実は個人ボードには、港エリアが4か所あります。
この赤丸で囲ったエリアに隣接する、桟橋の描かれた辺に隣接する地形にタイルが置いてあること、なおかつ、そこから連続して隣接した地形タイルをたどって、一番手前の首都へクスまでたどれるものを「接続している港」と呼びます。

接続している港の数に応じて勝利点を増減します。
⑦マイルストーン
獲得したマイルストーンタイル1枚につき10勝利点を得ます。
⑧最終得点計算タイル
最終得点計算タイル2枚に示されているそれぞれの条件の数を全プレイヤーで比べて、最も多いプレイヤーは15勝利点、2位のプレイヤーは7勝利点を得ます。
しかし、この得点計算の時だけ、中立仮想プレイヤーが登場します。

この順位決めの間だけ、最終得点計算タイル右下の数を宣言している仮想プレイヤーがもう1人いるとみなします。
つまり、画像左のタイルの場合、全プレイヤーの中で最も多い宣言数がプレイヤーAの「8」だったとすると、中立プレイヤーの宣言数は「9」であるため、プレイヤーAは2位となり、7勝利点しかもらえません。
中立プレイヤーは得点トラックに参加しませんので、この時だけ突然出てくるお邪魔野郎ということです。
1位が複数いる場合は、その全員が15勝利点を得て、2位は得点無しとなります。
2位が複数いる場合は、その全員が7勝利点を得ます。
最終的に勝利点が最も高かったプレイヤーが勝利し、次期スイーツランドの国王となります。
それが複数いる場合は、地図ボード上にクッキーラビットをより多くおいていた方が勝利となります。
お疲れ様でした
ここまで来たらあとはゲームをプレイするのみです。
説明すべきことが多い本作です。初プレイからそのすべてを完全に把握しきるのは困難かもしれません。1度やってみて、どんな感じでゲームが進行していくかが見えてからがスタートであると思います。
初プレイの場合、まずは100点取れたら上出来です。慣れてきたら、150点、200点と50点刻みで目標点を伸ばしていきましょう。
キャラクター能力の性能差もあるので、どういった局面で、どのキャラならどういう動きをした方がいいのかの判断も慣れが必要です。さらには、カード効果の価値も、キャラやラウンド、他プレイヤーの動きやラウンド支援タイル次第で大きく変わるため、どんなカードが強力なのかも見極めるには慣れが必要です。
とにかく奥が深いのです。もうどっぷりと。
一度はじめると病みつきになる、辛くて甘い今作をぜひ遊んでみてください。
